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【2026年 完全保存版】古い日本の陶磁器は売れる?人気ジャンルと買取相場一覧

自宅の蔵や押し入れ、食器棚に眠っている古い日本の陶磁器

「価値があるのかわからない」「売れるものなの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

近年、海外コレクターや骨董愛好家の間で、日本の古い陶磁器は再評価が進み、
伊万里焼や九谷焼、民藝陶器などは高値で取引されるケースも増えています。

本記事では、
・人気のある古い日本陶磁器の種類
・産地・作家別の買取相場
・価値を左右するポイント

をわかりやすく解説します。
「処分する前に知っておきたい情報」をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

1. 古い日本の陶磁器が今、注目されている理由

 

近年、古い日本の陶磁器が国内外で再び注目を集めています。
一昔前までは「古い食器」「使わなくなった器」として扱われていたものが、現在では骨董品・美術工芸品として高く評価されるケースも珍しくありません。

その背景には、いくつかの明確な理由があります。

まず大きな要因として挙げられるのが、海外コレクターからの需要の高まりです。

日本の陶磁器は、装飾性と実用性を兼ね備えた独自の美意識が評価され、欧米を中心に根強い人気があります。

特に伊万里焼や九谷焼、民藝陶器などは「用の美」を体現する存在として、インテリアやコレクション用途で求められています。

海外市場では日本国内より高値で取引されることもあり、買取相場を押し上げる要因となっています。

次に、民藝ブームの再燃も無視できません。

柳宗悦の思想に代表される民藝運動は、近年若い世代にも再評価され、SNSや雑誌を通じて広がりを見せています。

華美な装飾ではなく、日常で使われてきた素朴な器の美しさが見直され、無名作家の器や地方窯の作品にも価値が見出されるようになりました。

この流れにより、これまで評価されにくかった古い陶磁器にも注目が集まっています。

さらに、昭和・戦前期の陶磁器の再評価も重要なポイントです。

大量生産が本格化する前の時代に作られた陶磁器は、手仕事ならではの温かみや個体差があり、現代では再現が難しい技法や風合いを持っています。

特に昭和初期以前の作品は流通数が限られているため、希少性の面からも価値が上がりやすい傾向にあります。

また、近年は「モノを大切にする」「良いものを長く使う」という価値観が広まり、アンティークや骨董品への関心が高まっていることも影響しています。

新品にはない経年変化や味わいを楽しむ文化が浸透し、古い陶磁器が単なる古物ではなく、ストーリーを持つ存在として受け止められるようになりました。

このように、海外需要・民藝ブーム・時代背景・価値観の変化が重なり合うことで、古い日本の陶磁器は今、改めて高い評価を受けています。

「昔から家にある器」「使っていない陶磁器」が、思わぬ価値を持っている可能性も十分にあるため、安易に処分せず、一度専門的な視点で見直してみることが重要と言えるでしょう。

2. 「古い陶磁器」とはどの時代のものを指す?

 

「古い日本の陶磁器」と聞いても、どの年代のものを指すのか分かりにくいと感じる方は多いかもしれません。

骨董市場や買取の現場では、単に「古い」というだけではなく、作られた時代背景が評価を左右する重要な判断基準となります。

ここでは、一般的に古い陶磁器とされる代表的な時代区分について解説します。

まず、最も価値が高く評価されやすいのが江戸時代(17世紀〜19世紀中頃)の陶磁器です。

この時代は、日本の陶磁器文化が大きく発展した時期で、伊万里焼をはじめとする輸出向けの磁器や、茶の湯文化と結びついた茶陶が数多く生まれました。

完全な手作業で制作されていたため、一点一点に個体差があり、現代にはない力強さや気品を感じられるのが特徴です。

現存数が限られていることから、状態や来歴によっては高額査定につながるケースも少なくありません。

次に、明治時代から大正時代(19世紀後半〜1920年代)の陶磁器です。

この時代は、西洋文化の流入とともに陶磁器の技術やデザインが大きく変化しました。

輸出用の装飾性が高い作品が増え、絵付けや色彩が華やかなものが多いのも特徴です。

一方で、完全な量産体制には至っておらず、職人の手仕事が色濃く残る作品も多く存在します。

江戸期ほどの希少性はないものの、保存状態や作家性によっては十分な価値が見込めます。

そして、買取相談で特に多いのが昭和初期(戦前)の陶磁器です。

この時代は、近代化が進みつつも、まだ手作業の工程が多く残っていた過渡期にあたります。

民藝運動の影響を受けた日常雑器や、地方窯で作られた素朴な器などもこの時代に多く見られます。

一見すると価値が分かりにくいものでも、現在では「使われてきた美しさ」や「時代を映す器」として評価されることが増えています。

一方で、昭和後期以降の陶磁器になると、工業化・大量生産が進み、骨董的価値は下がる傾向にあります。

ただし、有名作家の作品や限定的に制作されたものについては例外もあり、時代だけで一概に判断することはできません。

このように、「古い陶磁器」とは一般的に江戸時代から昭和初期までに作られたものを指すことが多く、時代が古いほど希少性や評価が高くなりやすい傾向があります。

自宅にある陶磁器がどの時代のものか分からない場合でも、専門的な視点で見れば思わぬ価値が見つかることもあるため、まずは時代背景を知ることが大切です。

3. 人気のある日本の古い陶磁器ジャンル

古い日本の陶磁器と一口に言っても、その種類や産地は非常に多く、ジャンルによって評価ポイントや買取相場は大きく異なります。

ここでは、現在の買取市場で特に人気が高く、需要のある代表的な陶磁器ジャンルを紹介します。

伊万里焼・古伊万里

日本の古い陶磁器の中でも、圧倒的な知名度と人気を誇るのが伊万里焼です。

特に江戸時代に作られた「古伊万里」は、国内外のコレクターから高い評価を受けています。

染付や色絵の完成度が高く、輸出用として作られた華やかな意匠のものは希少性も高いため、高額査定につながりやすいジャンルです。

皿や鉢だけでなく、壺や徳利なども安定した需要があります。

九谷焼

九谷焼は、赤・緑・黄・紫・紺青といった鮮やかな色使いが特徴で、装飾性の高い陶磁器として知られています。

明治期以降の輸出向け作品も多く、状態が良いものや図柄が優れたものは評価が上がりやすい傾向にあります。

古九谷と呼ばれる初期作品は特に希少で、美術的価値が重視されるジャンルです。

瀬戸焼

日本六古窯のひとつに数えられる瀬戸焼は、日常雑器から茶道具まで幅広い作品が存在します。

派手さはありませんが、長く使われてきた実用器としての美しさが評価され、近年では民藝的な視点から再注目されています。

古い時代の瀬戸焼は数が少なく、状態や用途によっては買取価格が上がるケースもあります。

美濃焼

美濃焼は志野・織部・黄瀬戸など多様な様式を持つ陶磁器で、茶の湯文化と深く結びついています。

特に桃山期から江戸初期にかけての作品は美術的評価が高く、専門市場では高値が付くこともあります。

一方、日常使いの器でも、古い時代のものは評価対象になることがあります。

信楽焼

素朴で力強い土味が魅力の信楽焼は、壺や花器を中心に人気があります。

釉薬の流れや焼成による自然な表情が評価され、「一点もの」としての価値が見出されやすいジャンルです。

古信楽と呼ばれる時代の作品は特に希少で、状態が良ければ高額査定が期待できます。

備前焼

釉薬を使わず、土と炎だけで焼き締める備前焼は、長年の使用による風合いの変化も魅力のひとつです。

古備前と呼ばれる江戸以前の作品は数が少なく、茶道具や壺などは評価が高くなりやすい傾向にあります。

地味な見た目から価値に気づかれにくいこともありますが、専門的には人気の高いジャンルです。

民藝陶器・無名作家の器

近年特に注目されているのが、民藝運動の影響を受けた陶器や、無名作家による日常雑器です。

派手さはないものの、使うために作られた器ならではの温かみが評価され、若い世代のコレクターにも支持されています。

作家名がなくても、時代背景や作風によっては買取対象となる点が特徴です。

このように、人気のある古い日本の陶磁器ジャンルは多岐にわたります。

見た目だけでは価値が判断しにくいものも多いため、「古いから価値がない」と決めつけず、ジャンルや背景を知った上で査定に出すことが重要と言えるでしょう。

4. 作家物陶磁器の価値と評価ポイント

古い日本の陶磁器の中でも、作家が特定できる「作家物陶磁器」は、買取市場において特に高く評価されやすいジャンルです。

無名の器とは異なり、誰が・いつ・どのような背景で作ったのかが明確なため、美術的価値や希少性が価格に反映されやすくなります。

ここでは、作家物陶磁器を査定する際に重視される主な評価ポイントを解説します。

人間国宝・著名作家の作品

作家物陶磁器の中でも、評価が最も安定して高いのが人間国宝に認定された陶芸家や、歴史的評価の確立している著名作家の作品です。

これらの作品は国内外の市場で需要が高く、状態が良ければ高額査定につながる可能性があります。

特に茶碗・壺・花器といった代表作は、美術品としての価値が重視される傾向にあります。

作家名があるだけで価値が決まるわけではない

一方で、作家名があるからといって必ず高価買取になるわけではありません。

同じ作家でも、制作年代や作風、出来栄えによって評価は大きく異なります。

初期作品や作家性が強く表れた作品は高く評価されやすく、逆に晩年の量産的な作品は相場が落ち着く場合もあります。

そのため、作家名とあわせて「どの時期の作品か」が重要になります。

箱書き・共箱の有無

作家物陶磁器の査定において、非常に重要なのが共箱(作家自身が書いた箱)や箱書きの有無です。

共箱があることで、作品の真贋が明確になり、評価が大きく上がるケースがあります。

箱には作品名、作家名、落款などが記されており、これが揃っているかどうかは買取価格に直結します。

箱がない場合でも価値がゼロになるわけではありませんが、査定額に差が出やすいポイントです。

銘・サイン・落款の確認

作品本体に入っている銘(サイン)や落款も重要な評価要素です。

高台裏や側面に刻印や手書きの銘が入っている場合、作家の特定につながります。

ただし、銘があるからといって必ず本物とは限らず、後年の写しや贋作の可能性もあるため、専門的な判断が必要です。

自己判断で価値を決めるのは避けた方が良いでしょう。

状態の良し悪し

作家物であっても、欠け・ヒビ・直し(修復)がある場合は評価が下がる傾向にあります。

特に茶道具などは状態が重視され、使用感の程度も査定に影響します。

ただし、時代を経た作品では多少の使用感が「味」として評価される場合もあり、一概に悪いとは言い切れません。

この点も専門査定が重要な理由のひとつです。

作家物陶磁器は専門店での査定が重要

作家物陶磁器は、一般的なリサイクルショップでは正確な評価が難しいジャンルです。

作家の背景や市場動向を理解している骨董・美術工芸専門店で査定を受けることで、本来の価値が正しく評価されやすくなります。

特に共箱付きや来歴の分かる作品をお持ちの場合は、専門査定を強くおすすめします。

作家物陶磁器は、見た目以上に奥深く、知識によって価値が大きく変わる分野です。

長年大切に保管されてきた作品だからこそ、その背景を理解したうえで、適切な形で次の持ち主へとつなげることが重要と言えるでしょう。

5. 古い日本陶磁器の買取相場目安

古い日本の陶磁器を売却する際、多くの方が最も気になるのが「いくらで売れるのか」という点ではないでしょうか。

陶磁器の買取相場は、産地・時代・作家・状態・需要といった複数の要素が重なって決まります。

ここでは、あくまで目安として代表的なジャンル別の買取相場感を解説します。

産地別の買取相場目安

まず、産地による相場の違いは非常に大きく、知名度の高い産地ほど安定した需要があります。

伊万里焼・古伊万里の場合、江戸時代の古伊万里で状態が良いものは、数万円〜数十万円の査定がつくこともあります。

図柄の完成度やサイズ、希少性によってはそれ以上になるケースもあります。

一方、明治以降の伊万里焼は数千円〜数万円前後が中心となることが多いです。

九谷焼は、古九谷や明治期の優品であれば数万円以上の評価が期待できます。

色絵が鮮やかで保存状態が良いものほど相場は上がりやすく、日常器レベルでも一定の需要があります。

瀬戸焼や美濃焼、信楽焼などは、作品の格によって幅があります。

古い時代の壺や茶陶は数万円以上になることもありますが、日常雑器の場合は数千円〜数万円程度が一般的な相場感です。

作家物陶磁器の買取相場

作家物陶磁器は、相場の振れ幅が最も大きいジャンルです。

著名作家や人間国宝の作品であれば、数十万円〜数百万円に達することもあります。

特に茶碗や代表作、共箱付きの作品は高く評価されやすい傾向にあります。

一方で、無名作家や地方作家の場合でも、作風や時代背景によっては数万円前後の査定がつくこともあります。

作家名だけでなく、作品の出来や保存状態が重要な判断材料になります。

日常器・雑器の相場感

古い陶磁器の中には、作家名がなく、日常使いされてきた器も多く存在します。

こうした雑器は、一点ごとの査定額は数百円〜数千円程度になることが一般的ですが、まとめて査定することで評価が上がる場合もあります。

特に民藝的価値が見直されている現在では、意外な需要が生まれることもあります。

相場は「状態」と「市場動向」で変わる

同じ産地・同じ作家の作品でも、欠けやヒビ、修復の有無によって査定額は大きく変わります。

また、国内外の市場動向によっても相場は変動するため、「以前は安かったが今は評価が上がっている」というケースも少なくありません。

そのため、インターネット上の情報だけで判断するのではなく、現在の相場を把握している専門店での査定が重要になります。

古い日本陶磁器の買取相場は一律ではなく、知識と経験によって評価が大きく変わる分野です。

正しい相場を知るためにも、安易に処分せず、まずは専門的な視点で見てもらうことをおすすめします。

6. 高く評価されやすい陶磁器の特徴

古い日本の陶磁器は、同じ産地や作家の作品であっても、評価額に大きな差が出ることがあります。

その違いを生むのが、いくつかの共通した「評価ポイント」です。

ここでは、買取の現場で実際に重視される、高く評価されやすい陶磁器の特徴について解説します。

まず最も重要なのが、保存状態の良さです。

欠けやヒビ、割れがないことはもちろん、修復跡がないかどうかも査定に大きく影響します。

特に口縁や高台の欠けは目立ちやすく、評価が下がる原因になりがちです。

ただし、古い時代の作品では、多少の使用感が「味」として受け取られる場合もあり、一概にマイナス評価になるとは限りません。

重要なのは、鑑賞や使用に支障がない状態かどうかです。

次に評価されやすいのが、共箱・箱書きが揃っていることです。

作家物陶磁器の場合、作家自身が書いた共箱があるだけで、査定額が大きく変わることがあります。

箱書きには作品名や作家名、制作時期などが記されており、真贋や来歴を証明する重要な資料となります。

箱がない場合でも価値がなくなるわけではありませんが、揃っている方が評価は高くなります。

サイズや用途も重要な判断材料です。

茶碗・壺・花器といった鑑賞性や用途性の高い器は、コレクター需要が安定しており、評価されやすい傾向にあります。

一方で、小皿や湯呑などの日常器は需要が限られるため、単体では価格が伸びにくい場合があります。

ただし、揃いで残っている場合や、時代性がはっきりしているものは評価が上がることもあります。

また、図柄や作風の完成度も見逃せません。

絵付けのバランスが良いもの、釉薬の景色が美しいもの、焼成による表情が豊かなものは、同じジャンルの中でも高く評価されやすくなります。

特に一点ごとの個体差が大きい古い陶磁器では、「出来の良し悪し」が価格に直結することもあります。

最後に、時代背景が明確であることも重要です。

制作された年代がある程度特定できるものや、資料・来歴が分かる作品は、評価が安定しやすくなります。

逆に、詳細が分からない場合でも、時代感がはっきりしていれば査定対象になるケースは多くあります。

このように、高く評価されやすい陶磁器には共通する特徴があります。

「古いから価値がある」「有名だから高い」と単純に判断するのではなく、状態や付属品、器そのものの完成度を総合的に見ることが大切です。

売却を検討する際は、これらのポイントを踏まえた上で、専門的な査定を受けることをおすすめします。

7. 逆に値段がつきにくいケースとは

古い日本の陶磁器は、すべてが高く売れるわけではありません。

見た目が古そうであっても、買取市場では評価が伸びにくいケースも多く存在します。

ここでは、査定の現場で「値段がつきにくい」と判断されやすい代表的な例を解説します。

まず多いのが、量産品・土産物として作られた陶磁器です。

昭和後期以降に大量生産された器は、古さは感じられても希少性が低く、骨董的価値はほとんど評価されません。

特に観光地向けに作られた記念品や、セット販売されていた食器類は、買取対象外となることもあります。

次に、状態の悪い陶磁器です。

欠けや割れ、ヒビが大きいもの、使用に支障があるものは、評価が大きく下がります。

特に口縁の欠けや、器の中央部分に入ったヒビは致命的と判断されやすく、作家物であっても大幅な減額、場合によっては買取不可となることがあります。

直し(修復)が施されている場合も、鑑賞価値が下がるため注意が必要です。

また、真贋や来歴が不明確なものも評価が難しくなります。

銘やサインが入っていても、後年に入れられたものや写しである可能性がある場合、慎重な判断が求められます。

共箱や資料がなく、作家や時代の特定が困難な場合は、市場での評価が安定しにくくなります。

さらに、需要の少ないサイズや用途の器も値段がつきにくい傾向があります。

極端に大きすぎるものや、小さすぎて用途が限られるものは、保管や展示の面で敬遠されがちです。

日常使いの小皿や湯呑などは、単体では評価が伸びにくく、まとめての査定になるケースが多くなります。

加えて、自己判断による手入れや加工も評価を下げる原因になります。

強い洗剤で洗ったり、研磨して艶を出したりすると、本来の風合いが失われてしまいます。

また、欠けを接着剤で補修するなどの自己修復は、専門的にはマイナス評価となることがほとんどです。

このように、古い陶磁器であっても、量産品・状態不良・来歴不明・需要の低さといった要素が重なると、値段がつきにくくなります。

ただし、見た目だけでは判断できないケースも多いため、「これは価値がないだろう」と決めつけて処分してしまうのは避けるべきです。

次の章では、自宅にある陶磁器が価値あるものかを見分ける具体的な方法について詳しく解説します。

8. 自宅にある陶磁器が価値あるか見分ける方法

自宅にある古い陶磁器を前にして、「これは価値があるのだろうか?」と悩まれる方は少なくありません。

専門知識がないと判断が難しい分野ではありますが、いくつかのポイントを押さえることで、査定に出すべきかどうかの目安をつけることは可能です。

ここでは、一般の方でも確認しやすい見分け方を解説します。

まず注目したいのが、器の裏側(高台)や底面です。古い陶磁器は、高台の削りが手仕事で荒かったり、歪みがあったりすることが多く見られます。

機械で均一に作られた現代品と違い、左右非対称だったり、微妙な個体差がある場合は、古い時代の可能性があります。

また、底に銘や窯印、落款がある場合は、作家や産地を特定する手がかりになります。

次に確認したいのが、絵付けの方法です。

手描きの絵付けは、線の太さや濃淡に揺らぎがあり、同じ模様でも完全に一致することはほとんどありません。

一方、転写技法で作られたものは、線が均一で、量産品である可能性が高くなります。

絵柄が多少ずれていたり、筆の運びに勢いを感じる場合は、古い手仕事の器である可能性があります。

釉薬や土の質感も重要なポイントです。

古い陶磁器は、釉薬のムラや焼成による自然な景色があり、表面に深みがあります。

貫入(細かなヒビ模様)が見られることも多く、これは劣化ではなく、時代を経た器の特徴のひとつです。

土味が強く、素朴な風合いがあるものは、民藝的価値が見込める場合もあります。

また、共箱や古い木箱が残っているかどうかも確認しましょう。

箱に墨書きで作家名や作品名が書かれている場合、それだけで評価が大きく変わることがあります。

箱が古く、経年による変色や傷みがある場合でも、処分せず一緒に保管しておくことが大切です。

さらに、使用されてきた痕跡にも注目してください。

長年使われてきた器には、口縁の擦れや高台の減りなどが見られることがあります。

こうした使用感は、一見マイナスに思われがちですが、時代性を裏付ける要素として評価される場合もあります。

特に江戸〜昭和初期の器では、「使われてきた歴史」が価値につながることもあります。

最後に重要なのは、自己判断で価値を決めつけないことです。

見た目が地味でも評価が高いもの、逆に華やかでも市場価値が低いものは数多く存在します。

インターネットの画像検索や相場情報は参考になりますが、最終的な判断は専門家の目に委ねるのが最も確実です。

自宅にある陶磁器が「売れるかどうか」ではなく、「どんな背景を持つ器なのか」を知ることが、正しい評価への第一歩になります。

少しでも気になる器があれば、処分する前に専門店での査定を検討してみることをおすすめします。

9. 古い陶磁器を売る前にやってはいけないこと

古い日本の陶磁器は、扱い方ひとつで評価が大きく変わる繊細な品目です。

良かれと思って行った行動が、実は価値を下げてしまう原因になることも少なくありません。

ここでは、売却や査定の前に絶対に避けたい行動について解説します。

まず最も多い失敗が、自己判断による修復や補修です。

欠けやヒビを見つけると、接着剤やパテで直したくなる方もいますが、これは骨董的価値を大きく損なう行為です。

現代の接着剤は後から除去することが難しく、専門的な修復ができなくなる場合もあります。

欠損があっても、そのままの状態で査定に出す方が評価されるケースがほとんどです。

次に注意したいのが、強い洗剤や研磨によるクリーニングです。

汚れを落とそうとして漂白剤や金属たわしを使うと、釉薬を傷めたり、長年の風合いを失ってしまいます。

特に古い陶磁器は、経年変化そのものが価値の一部とされることもあり、不自然な艶や色落ちはマイナス評価につながります。

軽く乾拭きする程度に留めるのが無難です。

また、箱や付属品を処分してしまうことも避けるべき行為です。

共箱や古い木箱は、一見するとただの収納箱に見えるかもしれませんが、作家名や作品名が記された重要な資料です。

箱があるかないかで査定額が大きく変わることもありますので、状態が悪くても必ず一緒に保管しておきましょう。

価値がないと決めつけて処分することも大きなリスクです。

地味な見た目の器や、作家名が分からない陶磁器でも、専門的な視点では評価されるケースがあります。

特に民藝陶器や地方窯の作品は、一般的には価値が分かりにくいため、自己判断で捨ててしまうのは非常にもったいない行為です。

さらに、複数のジャンルを混ぜて一括処分することにも注意が必要です。

引っ越しや整理の際に、陶磁器を他の不用品とまとめて処分してしまうと、本来評価されるべき品も埋もれてしまいます。

陶磁器だけでも一度分けて考えることが重要です。

このように、古い陶磁器は「何をしないか」が非常に重要です。

状態を維持し、情報を残したまま、専門家に判断を委ねることで、本来の価値が正しく評価されやすくなります。

売却を考える前には、まず慎重に扱うことを心がけましょう。

10. 古い日本陶磁器は専門店での査定がおすすめな理由

古い日本の陶磁器を売却する際、どこに相談するかによって評価額や満足度は大きく変わります。

近年はリサイクルショップやフリマアプリなど、手軽に売却できる手段も増えていますが、骨董的価値を正しく評価してもらうという点では、専門店での査定が圧倒的におすすめです。

まず大きな理由として挙げられるのが、知識と経験の差です。

古い陶磁器は、産地・時代・作風・技法・市場動向など、複合的な要素によって価値が決まります。

一般的な買取店では「古い食器」として一括りにされてしまうものでも、骨董専門の視点で見ると評価対象になるケースは少なくありません。

特に民藝陶器や無名作家の器は、専門知識がなければ見逃されがちです。

次に、現在の市場相場を反映した査定が受けられる点も重要です。

古い陶磁器の価値は固定されたものではなく、国内外の需要やトレンドによって変動します。

専門店では、オークション相場やコレクター需要を把握した上で査定を行うため、適正な価格提示が期待できます。

また、一点一点を丁寧に見てもらえるという点も、専門店ならではの強みです。

まとめて査定されがちな雑器や日常器であっても、時代性や作風を見極めた上で評価される可能性があります。

箱がない、作家名が分からないといった場合でも、器そのものを見て判断してもらえるのは大きな安心材料です。

さらに、専門店では売却を急がせない姿勢も重視されます。

価値や背景をきちんと説明した上で相談できるため、「本当に手放すべきか」を考える時間を持つことができます。

これは、大切に受け継がれてきた陶磁器だからこそ重要なポイントです。

戎ノ蔵(EBISU no Kura)での査定について

古い日本の陶磁器の査定・買取をご検討の方は、戎ノ蔵(EBISU no Kura)へぜひご相談ください。

戎ノ蔵では、伊万里焼・九谷焼・民藝陶器・作家物をはじめ、
「価値が分からない」「売れるかどうか不安」といった陶磁器も、
一点一点、背景や時代性を踏まえて丁寧に拝見しています。

・箱がない
・作家名が分からない
・まとめて整理したい

といったご相談も歓迎です。
処分を決める前に、まずは専門の視点で価値を知ることから始めてみてください。

長く受け継がれてきた器を、次の世代へとつなぐお手伝いができれば幸いです。

古い食器の出張買取は高価買取専門店【戎ノ蔵】にお任せください

 

引用元:【戎ノ蔵】公式サイト
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