【蔵整理で骨董品を処分する前に!】高価買取のポイントと相場
2025.12.19
そんなお悩みをお持ちの方は多いです。
骨董品は一見古いだけに見えても、専門家が見れば高額で取引されるケースもあります。
しかし、適当に処分してしまうと本来の価値を逃してしまうことも。
本記事では、蔵に眠る骨董品を安全かつ賢く処分する方法と、買取相場の目安について詳しく解説します。
高く売るためのコツや業者選びのポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
蔵に眠る骨董品はどう扱う?

蔵の整理をしていると、古い茶器や壺、掛け軸、古民具など、思いがけない骨董品が見つかることがあります。
しかし、ここで慌てて処分してしまうのは危険です。
実は、見た目が古びていても思わぬ高値で取引されるケースが少なくありません。
まずは、以下のポイントを押さえて落ち着いて対応しましょう。
(1)すぐに捨てない・自己判断しない
蔵から出てきた品が「古いから価値がない」と自己判断して捨ててしまう方も多いですが、これは大きな損失につながる可能性があります。
例えば、ひび割れた壺や汚れた掛け軸でも、骨董品市場では希少価値が高く数万円〜数十万円で取引されることがあります。
まずは処分せず、保管したまま専門家に相談するのが安全です。
(2)骨董品かどうかを見極めるためのチェック
蔵から出てきた品物が骨董品かどうかを判断するためには、いくつかのポイントがあります。
-
年代・製造時期
昭和以前のものは骨董品の可能性が高い -
作家・窯元の有無
箱書きや銘があると価値が上がる -
保存状態
欠け・割れ・汚れの有無で査定額が変動 -
材質
陶磁器、漆器、金属製品などは市場価値が高い場合がある -
付属品の有無
箱、鑑定書、由来書などが残っていると査定額が上がりやすい
こうした特徴を写真に収め、まずは情報を整理しておくと査定の際に役立ちます。
(3)ホコリや汚れはそのままにする
「査定前にきれいにしておこう」と思う方もいますが、骨董品は触り方を誤ると価値を下げてしまう可能性があります。
特に漆器や掛け軸、絵画などは、素人が掃除することで色落ちやシミの原因になることもあります。
掃除や補修はせず、そのままの状態で保管しておくのがベストです。
(4)写真を撮って記録しておく
蔵整理で出てきた品物は、必ず写真で記録を残しておきましょう。
全体写真だけでなく、銘・箱書き・付属品・欠けなどのディテールも撮影すると、査定のときに大きな参考になります。
複数の業者に相見積もりを取る際にも非常に役立ちます。
(5)一括査定や専門業者に相談する
「価値があるかどうか分からないけれど、とりあえず見てもらいたい」という場合は、一括査定サイトや骨董品専門業者を活用するのもおすすめです。
特に、蔵整理のように点数が多い場合は、出張査定に対応している業者を選ぶと効率的です。
蔵に眠る骨董品を見つけたときは、
-
捨てないこと
-
勝手に掃除しないこと
-
写真で記録を残すこと
-
専門業者に相談すること
この4つを意識するだけで、価値ある骨董品を適正価格で売却できる可能性が高まります。
次の章では、実際に骨董品の価値を見極めるための具体的なチェックポイントについて詳しく解説していきます。
骨董品の価値を見極めるためのチェックポイント

蔵の中から見つかった古い茶器や壺、掛け軸などの骨董品。
「これは高く売れるのかな?」と気になる方も多いはずです。
しかし、見た目だけで価値を判断するのは難しく、誤って安く手放してしまうケースも少なくありません。
そこでここでは、骨董品の価値を見極めるために押さえておきたい重要なチェックポイントをご紹介します。
(1)製造年代を調べる
まず確認したいのは「いつ作られたものか」です。
骨董品は100年以上前に作られたものを指すことが多いですが、昭和初期の品物でも市場で高額取引されることがあります。
製造年代を調べる方法としては、以下のポイントがあります。
-
箱書きや付属の鑑定書に記載されていないか確認する
-
作者の銘や刻印から制作時期を推測する
-
書体・釉薬・材質などから専門家に判断してもらう
特に、江戸時代や明治時代の品は現在もコレクター需要が高く、数万円〜数十万円以上で取引されることもあります。
(2)作家名・窯元・ブランドを確認する
骨董品の価値を大きく左右するのが、「誰が作ったか」という点です。
茶器や陶磁器の場合、有名作家や窯元の作品であれば高額査定が期待できます。
-
九谷焼・有田焼・備前焼など有名産地の陶磁器
-
著名な作家のサインや刻印入りの掛け軸・絵画
-
人間国宝や名工の作品
また、掛け軸や茶道具の場合は、箱書きに書かれている作家名や来歴も重要な判断材料になります。
銘が確認できたら、ネットや図録で相場を調べておくと安心です。
(3)保存状態をしっかり確認する
同じ作家の作品であっても、保存状態によって査定額は大きく変わります。
例えば、茶碗や壺の場合は「欠け・ヒビ・汚れ」があると大きく減額される可能性があります。
一方で、多少の汚れやシミがあっても、希少性が高ければ高額で買い取られるケースもあるため、自己判断は禁物です。
保存状態をチェックするポイント
-
表面の欠け・ヒビ・カケの有無
-
色あせやシミの状態
-
箱・付属品が揃っているか
-
修復の有無(修復済みかどうかで査定額は変動)
また、査定前に無理に掃除をするとかえって価値を下げる恐れがあるため、そのままの状態で見てもらうのが理想です。
(4)付属品の有無を確認する
骨董品の価値は、本体だけでなく付属品の有無によっても大きく変わります。
特に以下の付属品が揃っている場合、査定額が上がる傾向があります。
-
共箱(作者直筆の箱書きがある箱)
-
鑑定書・証明書
-
由来書・購入証明
-
茶道具の袋・仕覆などの保護布
これらが揃っていることで、真贋の判断がしやすくなり、結果として高額査定につながります。
もし付属品が見つからない場合は、蔵の中をもう一度丁寧に探してみるのもおすすめです。
(5)市場での需要と流行を把握する
骨董品の価値は、時代や流行によっても大きく変動します。
例えば、近年は和モダンブームの影響で、昭和レトロな家具や器が人気となり、高値で取引されるケースが増えています。
また、海外では日本の古美術品に対する需要が高まっており、国内よりも高額で売却できることもあります。
需要が高い骨董品の一例
-
明治・大正時代の洋食器
-
江戸時代の浮世絵や掛け軸
-
古伊万里・九谷焼などの磁器
-
戦前のブリキ玩具や古時計
こうしたトレンドを把握しておくことで、売却のタイミングや業者選びに役立ちます。
骨董品の価値を正しく見極めるためには、
-
製造年代
-
作家・窯元・ブランド
-
保存状態
-
付属品の有無
-
市場需要と流行
この5つのポイントを押さえることが大切です。
一見価値がなさそうに見えるものでも、実は数十万円で取引されるケースは少なくありません。
次の章では、実際に骨董品を処分する方法と業者の選び方について詳しく解説します。
自分で処分する?業者に依頼する?選び方のコツ

蔵を整理していると、骨董品や古美術品がたくさん出てきて「どう処分すればいいのか分からない…」と悩む方は多いです。
実は、骨董品の処分方法は大きく分けて 「自分で売る」 と 「業者に依頼する」 の2つがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
(1)自分で処分する方法
最近では、フリマアプリやネットオークションを使って、自分で骨董品を販売する方も増えています。
ただし、価値の判断や価格設定を自分で行う必要があるため、ある程度の知識が求められます。
代表的な方法
-
メルカリ・ラクマなどのフリマアプリ
-
ヤフオク!などのオークションサイト
-
骨董市・蚤の市への出店
メリット
-
自分で価格を決められる
-
市場価格より高く売れる可能性がある
-
好きなタイミングで出品できる
デメリット
-
骨董品の価値を正しく判断するのが難しい
-
偽物やトラブルに巻き込まれるリスクがある
-
梱包や発送に手間がかかる
特に高額になりやすい掛け軸・茶道具・絵画などは、真贋の判断が難しく、トラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。
(2)業者に依頼する方法
骨董品の価値がよく分からない場合や、点数が多くて自分では対応できない場合は、専門の買取業者に依頼するのが安心です。
業者を利用する際は、以下の3つの方法があります。
① 出張買取
業者が自宅や蔵まで来て査定・買取をしてくれる方法です。
特に蔵整理のように大量の骨董品がある場合に便利です。
メリット
-
自宅まで来てもらえるので手間がかからない
-
大量の骨董品にも対応可能
-
その場で現金化できる場合が多い
デメリット
-
業者によって査定額に大きな差がある
-
即決を迫る悪質業者もいるので注意が必要
② 店頭買取
骨董品を業者の店舗に持ち込んで査定してもらう方法です。
実物を見ながらじっくり査定してもらえるため、納得感が得やすいのが特徴です。
メリット
-
直接スタッフと相談できる
-
複数の業者で比較しやすい
-
鑑定士が常駐している店舗も多い
デメリット
-
持ち運びが大変
-
複数の骨董品を持ち込むと時間がかかる
③ 宅配買取
段ボールに骨董品を詰めて業者に送る方法です。
地方在住の方や、近くに店舗がない方に向いています。
メリット
-
全国対応している業者が多い
-
自宅にいながら査定・買取できる
-
査定結果をじっくり検討できる
デメリット
-
梱包の手間がかかる
-
輸送中の破損リスクがある
-
査定額に納得できない場合、返送が必要になる
(3)業者選びのコツ
業者を選ぶ際は、次のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
-
複数業者で相見積もりを取る
→ 査定額の相場を把握できる -
口コミや評判をチェックする
→ 信頼できる業者かどうか見極められる -
骨董品専門の業者を選ぶ
→ 一般的なリサイクルショップより高額査定になりやすい -
買取実績が豊富な業者を選ぶ
→ 実績の多い業者は相場感を正しく把握している可能性が高い
まとめ
-
自分で売る → 高く売れる可能性があるが、知識と手間が必要
-
業者に依頼 → 手間はかからないが、業者選びが重要
どちらを選ぶかは、「時間」「知識」「労力」「リスク許容度」で判断するのがおすすめです。
特に蔵整理などで大量の骨董品がある場合は、出張買取や専門業者への依頼が効率的です。
骨董品の買取方法3つの選択肢

蔵整理で見つかった骨董品を手放す方法はいくつかありますが、なかでも一般的なのが 「出張買取」・「店頭買取」・「宅配買取」 の3つです。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
(1)出張買取、大量の骨董品に最適
出張買取は、業者が自宅や蔵まで直接来て査定・買取をしてくれる方法です。
特に蔵整理のように品数が多い場合に最も便利です。
メリット
-
重たい骨董品を運ぶ必要がない
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点数が多くてもまとめて査定してもらえる
-
その場で現金化できる業者も多い
デメリット
-
業者によって査定額に差がある
-
即決を迫る悪質業者も存在する
ポイント
出張買取を利用する際は、複数業者で相見積もりを取ることが大切です。
同じ品物でも業者ごとに査定額が数万円以上変わるケースもあります。
(2)店頭買取、直接査定で安心感がある
店頭買取は、骨董品を直接店舗に持ち込み、その場で査定してもらう方法です。
実物を見ながら鑑定士と相談できるので、安心感を重視したい方に向いています。
メリット
-
鑑定士と直接やり取りできる
-
査定額に納得してから売却できる
-
比較検討がしやすい
デメリット
-
大きな壺や家具は持ち込みが大変
-
複数の業者を回る場合は時間がかかる
ポイント
近くに複数の骨董品専門店がある場合は、同じ日に2〜3店舗で査定してもらうと相場感をつかみやすくなります。
(3)宅配買取、手軽に利用できる方法
宅配買取は、段ボールに骨董品を詰めて業者に送るだけの方法です。
地方在住の方や近くに専門店がない方でも利用しやすいのが特徴です。
メリット
-
自宅にいながら査定・買取ができる
-
全国対応している業者が多い
-
査定結果をじっくり検討できる
デメリット
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梱包や発送の手間がかかる
-
輸送中の破損リスクがある
-
査定額に納得できない場合は返送が必要
ポイント
宅配買取を利用する場合は、保険付きの宅配サービスを選ぶと安心です。
また、事前に査定額の目安を伝えてくれる業者を選ぶとトラブルを防げます。
(4)どの買取方法を選ぶべきか
-
大量にある場合 → 出張買取がおすすめ
-
近くに専門店がある場合 → 店頭買取で比較査定
-
遠方や忙しい場合 → 宅配買取が便利
最も大切なのは、複数の業者で見積もりを取ることです。
業者ごとに得意分野が違うため、相場より高く売るためには比較が欠かせません。
高価買取されやすい骨董品の種類と特徴

蔵を整理していると、茶器や掛け軸、壺、古時計など、さまざまな骨董品が見つかります。
しかし、そのすべてが高値で売れるわけではありません。
ここでは、特に高価買取が期待できる骨董品の種類と、その特徴を詳しく解説します。
(1)茶道具・陶磁器
骨董品の中でも特に高値で取引されやすいのが、茶道具や陶磁器です。
有名作家や老舗窯元の作品は、コレクターや茶道家の間で需要が高く、高額査定につながります。
高価になりやすい例
-
有田焼・九谷焼・備前焼など有名窯元の作品
-
人間国宝や著名作家のサイン入り茶器
-
銘入りの抹茶碗・水差し・茶入れ
-
共箱・鑑定書付きの陶磁器
ポイント
同じ陶磁器でも、作家名や箱書きの有無で数万円〜数十万円以上、査定額に差が出ることがあります。
(2)掛け軸・日本画・浮世絵
蔵整理で見つかることが多い掛け軸や日本画、浮世絵も、人気のある作家の作品であれば高額買取が期待できます。
高価になる可能性がある例
-
葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵
-
横山大観や竹久夢二など著名画家の掛け軸
-
人間国宝や文化勲章受章者の日本画
-
箱書き・由来書・落款がある作品
ポイント
保存状態も重要で、シミや破れがあると減額されますが、著名作家の作品なら状態が悪くても高く売れる場合があります。
(3)アンティーク家具・古民具
昭和レトロや大正ロマンの人気から、近年は古い家具や古民具の需要が高まっています。
特に「和モダン」なインテリアとして海外からも注目されています。
高価になりやすい例
-
桐箪笥・婚礼家具
-
欅や黒檀を使った高級家具
-
明治・大正時代のちゃぶ台や椅子
-
古い木製の飾り棚・火鉢・収納箱
ポイント
傷や使用感があっても、木材が良質な場合は高額査定されることがあります。
(4)古時計・ブリキ玩具
骨董品の中でも、コレクター市場で人気が高いのが古時計やブリキ玩具です。
昭和時代に製造されたレトロな製品は、国内外で根強いファンがいます。
高価になりやすい例
-
セイコーやシチズンの古時計
-
手巻き式懐中時計や柱時計
-
戦前・昭和初期のブリキ玩具
-
海外製アンティークトイ
ポイント
箱や説明書が揃っていると査定額が大幅に上がります。
(5)刀剣・武具
日本刀や槍、甲冑などの武具類は、コレクター市場で非常に人気が高く、高額で取引される傾向にあります。
高価になりやすい例
-
登録証付きの日本刀
-
江戸時代以前の槍・薙刀・火縄銃
-
甲冑・兜・刀装具(鍔・目貫など)
-
銘入りの名刀
ポイント
刀剣類は「銃砲刀剣類登録証」が必要で、所持や売却時には法令を遵守する必要があります。
(6)海外で人気の骨董品
近年は海外からの需要も増えており、意外な品が高値で取引されています。
例
-
江戸〜明治時代の着物や帯
-
漆器や蒔絵が施された小物
-
日本製の西洋食器(ノリタケ、深川製磁など)
-
明治期の輸出用陶磁器
海外バイヤーをターゲットにすることで、国内よりも高額で売れる可能性があります。
高価買取が期待できる骨董品の代表例は以下の通りです。
-
茶道具・陶磁器
-
掛け軸・日本画・浮世絵
-
アンティーク家具・古民具
-
古時計・ブリキ玩具
-
刀剣・武具
蔵に眠る骨董品の中には、思わぬ「お宝」が隠れていることもあります。
次の章では、「6. 蔵整理で見つかる代表的な骨董品アイテム例」を、さらに詳しくご紹介します。
蔵整理で見つかる代表的な骨董品アイテム例

蔵を整理していると、「こんなものに価値があるなんて!」と驚くことがあります。
実は、古びて見えるだけの品でも、専門家が見れば高額査定されることは珍しくありません。
ここでは、蔵から見つかることが多い代表的な骨董品をカテゴリー別にご紹介します。
(1)茶道具・陶磁器
蔵整理で最も多く見つかるのが、茶道具や陶磁器です。
祖父母の代から受け継がれたお茶碗や急須、皿などが意外な高値で売れることがあります。
よく見つかるアイテム
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茶碗・茶入れ・水差し
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九谷焼・有田焼・備前焼の湯呑みや皿
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香炉・花瓶・酒器セット
-
作家銘入りの抹茶碗・共箱付き陶器
ポイント
一見汚れていても、名工の作品であれば数万円〜数十万円の価値がつく場合があります。
必ず自己判断せず、専門家に見てもらうのがおすすめです。
(2)掛け軸・日本画・浮世絵
掛け軸や絵画は、蔵の奥に丸めて保管されているケースが多いです。
特に有名作家や文化財級の作品であれば、予想以上の高額査定につながります。
よく見つかるアイテム
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日本画や水墨画の掛け軸
-
浮世絵(葛飾北斎、歌川広重など)
-
著名な画家のサイン入り作品
-
落款や箱書き付きの掛け軸
ポイント
たとえシミや色あせがあっても、有名作家の作品であれば高く評価されることがあります。
修復は自己判断せず、そのまま査定に出すのがベストです。
(3)アンティーク家具・古民具
近年、昭和レトロや大正ロマンの人気が高まっており、アンティーク家具や古民具の需要が上昇しています。
海外バイヤーからの人気も高いため、意外と高額で取引されることがあります。
よく見つかるアイテム
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桐箪笥・婚礼家具・火鉢
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昭和初期のちゃぶ台・椅子・食器棚
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漆塗りの膳やお盆
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竹細工や木工細工の小物入れ
ポイント
使用感があっても、木材や細工がしっかりしていれば高額査定の可能性があります。
(4)古時計・ブリキ玩具・レトロ雑貨
蔵の引き出しから出てきた古時計やおもちゃが、実は数万円以上の価値を持つケースもあります。
特に昭和30〜40年代の製品はコレクター人気が高まっています。
よく見つかるアイテム
-
セイコー・シチズンなど国産の古時計
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手巻き式懐中時計・柱時計
-
戦前〜昭和初期のブリキ玩具
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昭和レトロな雑貨・ホーロー製品
ポイント
当時の箱や取扱説明書が揃っていると、査定額が2倍以上になることもあります。
(5)刀剣・武具・古道具
蔵には、古い刀や槍、甲冑などが眠っていることもあります。
これらはコレクター市場で非常に需要が高く、高額買取が期待できます。
よく見つかるアイテム
-
登録証付きの日本刀
-
江戸〜明治時代の槍・薙刀
-
甲冑・兜・鍔などの刀装具
-
鉄瓶・銅製の茶釜や火鉢
ポイント
刀剣類は「銃砲刀剣類登録証」が必要なので、売却時は必ず法令を守ることが大切です。
(6)海外で人気の品
意外なところでは、海外バイヤーの需要が高まっている骨董品もあります。
例
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明治〜大正期の着物・帯
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漆器・蒔絵・螺鈿細工の小物
-
ノリタケや深川製磁などの西洋食器
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明治時代の輸出用陶磁器
日本の伝統工芸は海外で高く評価されており、国内より高値で売れるケースもあります。
蔵整理でよく見つかる骨董品は以下のとおりです。
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茶道具・陶磁器
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掛け軸・日本画・浮世絵
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アンティーク家具・古民具
-
古時計・ブリキ玩具
-
刀剣・武具・古道具
-
海外人気の伝統工芸品
思わぬお宝が眠っている可能性もあるので、自己判断せず、まずは専門家に査定を依頼するのがおすすめです。
骨董品買取の相場と価格を左右するポイント

蔵整理で見つかった骨董品を手放すときに、最も気になるのが「どれくらいの値段で売れるのか」という点です。
骨董品は種類や状態によって買取価格が大きく変動するため、相場感を知っておくことが大切です。
ここでは、代表的な骨董品の買取相場と、査定額を左右する主なポイントをご紹介します。
(1)骨董品の代表的な買取相場の目安
骨董品の種類によって、相場の幅は大きく異なります。以下はあくまで目安ですが、参考になります。
| 骨董品の種類 | 買取相場の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 茶道具・陶磁器 | 数千円〜数十万円 | 作家名・窯元・共箱の有無で価格差大 |
| 掛け軸・日本画・浮世絵 | 数千円〜数百万円 | 有名作家・落款・保存状態で変動 |
| アンティーク家具 | 数千円〜数十万円 | 桐箪笥・婚礼家具は高値傾向 |
| 古時計・ブリキ玩具 | 数千円〜数万円 | 箱付きはプレミア価格になることも |
| 刀剣・武具 | 1万円〜数百万円 | 銘入り・登録証付きで査定額UP |
| 漆器・蒔絵・伝統工芸品 | 数千円〜数十万円 | 海外バイヤー需要で価格上昇中 |
※あくまで一般的な参考価格であり、作家・保存状態・市場需要により大きく変動します。
(2)価格を大きく左右する5つのポイント
① 作家・窯元・ブランドの有無
骨董品の価値を最も大きく左右するのは、「誰が作ったか」という点です。
有名作家や老舗窯元の作品はコレクター需要が高く、高額査定につながります。
例
-
九谷焼・有田焼・備前焼などの名窯
-
横山大観・竹久夢二・葛飾北斎など著名画家
-
人間国宝や文化勲章受章者の作品
② 保存状態の良し悪し
同じ作家の作品でも、保存状態が悪いと査定額は大きく下がります。
特に汚れや欠け、シミなどがあると減額対象になりますが、希少価値が高ければ状態が悪くても高額査定されることがあります。
チェック項目
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ヒビ・欠け・割れの有無
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シミや色あせの程度
-
箱や付属品が揃っているか
③ 付属品・鑑定書の有無
骨董品は、付属品の有無で査定額が大きく変わります。
特に「共箱」「鑑定書」「由来書」「落款」は非常に重要です。
例
-
作者直筆の共箱 → 査定額が2倍以上になることも
-
鑑定書付きの掛け軸 → 真贋の証明になり高値で売却可能
④ 市場での需要と流行
骨董品は時代によって需要が変わります。
例えば、近年は「昭和レトロ」「大正ロマン」ブームで、古い家具や食器、雑貨が高値で取引されるケースが増えています。
さらに、海外では日本の伝統工芸品や浮世絵の人気が高く、国内より高額で売れる場合もあります。
⑤ 売却するタイミング
市場需要の高まりや、作家の没後などで相場が上がることがあります。
例えば、人気作家の展覧会やドラマで紹介されると、一時的に価格が高騰するケースもあるため、タイミングを見極めることも重要です。
(3)高値で売るためのポイント
-
複数の業者に査定を依頼して比較する
-
骨董品専門の業者を選ぶ
-
共箱や付属品は必ず揃えておく
-
無理に掃除せず、現状のまま査定に出す
-
海外需要も視野に入れて売却先を選ぶ
骨董品の買取価格は、
-
種類
-
作家・窯元
-
保存状態
-
付属品
-
市場需要
といった要素によって大きく変動します。
相場を把握し、複数業者で見積もりを取ることで、数万円〜数十万円以上査定額が変わる可能性があります。
悪徳業者に注意!安心できる業者の選び方

骨董品を売却する際に注意したいのが、悪徳業者によるトラブルです。
蔵整理などで骨董品が大量に出てくると、知識がないことを逆手に取った不正な買い取りが発生することもあります。
ここでは、よくあるトラブル事例と、安心して取引できる業者を見極めるためのポイントをご紹介します。
(1)よくある悪徳業者のトラブル事例
① 相場より極端に安く買い叩かれる
知識がないお客様に対して、「価値がない」と言い切って極端に安く買い取るケースがあります。
例えば、数十万円の価値がある掛け軸を「1万円でしか売れません」と言われて手放してしまうケースです。
② 無料査定を装った強引な勧誘
「無料で査定します」と言って訪問し、価値の高い骨董品を安値で持ち帰ろうとする業者もいます。
即決を迫るセールストークには特に注意が必要です。
③ 査定後のキャンセル料トラブル
一部の業者は「出張査定は無料」と言いながら、買取を断った途端に高額なキャンセル料を請求してくることがあります。
④ 許可を持たない違法業者
古物営業法に基づく許可を持たずに営業している業者も存在します。
このような業者は、法的トラブルや盗品被害に巻き込まれるリスクが高くなります。
(2)安心できる業者を見極めるポイント
① 古物商許可を持っているか確認する
骨董品を扱う業者は、古物営業許可(公安委員会発行)が必須です。
許可番号は会社のホームページや店舗に表示されているので、事前にチェックしましょう。
② 査定内容を丁寧に説明してくれるか
信頼できる業者は、査定額の根拠を丁寧に説明してくれます。
「なぜこの価格になるのか」「作家名や市場価値はどうか」など、分かりやすく教えてくれる業者を選びましょう。
③ 無理な即決を迫らない
優良業者は「今すぐ決めてください」とは言いません。
むしろ「複数社で見積もりを取ってください」と提案してくれる業者のほうが安心です。
④ 実績や口コミを調べる
業者選びでは、過去の実績や口コミを確認することが大切です。
特に、以下の点を事前に調べておきましょう。
-
過去の買取実績が公開されているか
-
顧客満足度や口コミ評価は高いか
-
トラブル事例がネット上で報告されていないか
⑤ 専門鑑定士が在籍しているか
骨董品は知識と経験が必要なため、専門の鑑定士が常駐している業者を選ぶのがおすすめです。
鑑定士の資格や実績が明記されているかどうかもチェックしましょう。
(3)複数業者で相見積もりを取るのが鉄則
骨董品の価値は業者によって査定額が大きく変わります。
1社だけの査定では相場を見誤る可能性が高いため、最低でも2〜3社で相見積もりを取ることが重要です。
同じ品物でも、業者によって数万円から数十万円の差が出ることもあります。
(4)トラブルを防ぐためのチェックリスト
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古物商許可番号を事前に確認する
-
査定額の根拠をしっかり聞く
-
即決を迫られたら一旦持ち帰る
-
無料査定をうたう業者は評判を必ず確認
-
複数社の見積もりで比較する
悪徳業者に引っかからないためには、
-
古物商許可の有無
-
査定説明の丁寧さ
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無理な即決の有無
-
実績・口コミ・評判の確認
-
複数社での相見積もり
この5つを意識することが大切です。
安心できる業者を選べば、蔵に眠る骨董品を適正な価格で売却できます。
高く売るためにやっておくべき準備

蔵整理で見つかった骨董品は、事前の準備次第で査定額が大きく変わります。
同じ品物でも、状態の把握や付属品の有無、写真の撮り方などを工夫するだけで、数万円〜数十万円も査定額が変わることもあります。
ここでは、骨董品を高く売るためにやっておくべき具体的な準備を解説します。
(1)付属品を揃えておく
骨董品は付属品の有無で査定額が大きく変動します。
特に「共箱」「鑑定書」「由来書」などは非常に重要です。
例、査定額が上がる付属品
-
共箱(きょうばこ) 作者直筆の箱書きがある箱
-
鑑定書・証明書 真贋を証明する重要な書類
-
由来書 誰から譲り受けたか、どの時代のものかを示す資料
-
仕覆・保護布 茶道具や陶磁器の保護袋
蔵の奥や押し入れなどを再度確認し、できるだけ付属品を揃えてから査定に出すことが大切です。
(2)写真を撮っておく
複数の業者に査定を依頼する場合、事前に品物の写真を撮影しておくとスムーズです。
撮影のポイント
-
全体写真
品物全体の形や大きさがわかるように -
ディテール写真
銘や箱書き、刻印などの重要箇所 -
傷・シミ・欠け部分
正直に見せることで正確な査定につながる -
付属品の写真
箱や鑑定書もセットで撮影
高画質で撮影した写真を用意すれば、オンライン査定や宅配査定の精度も上がります。
(3)無理に掃除・修復しない
骨董品をきれいにしてから査定に出したい気持ちは分かりますが、素人の掃除や修復はNGです。
汚れを落とそうとして傷をつけたり、補修によって価値が下がるケースがあります。
例、掃除NGな品物
-
掛け軸 → 紙が弱っているため、触ると破れる恐れ
-
漆器 → 柔らかい布でこするだけでも色が剥げる可能性
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陶磁器 → ヒビ部分を接着すると査定額が大幅に減少
基本的にはそのままの状態で査定に出すことが高額買取につながります。
(4)市場相場を事前に調べておく
査定に出す前に、ある程度の相場を知っておくと、業者の提示額が適正かどうか判断しやすくなります。
相場を調べる方法
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オークションサイト(ヤフオク・楽天オークションなど)
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専門業者の買取実績ページ
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骨董品の価格相場をまとめた書籍やデータベース
複数の情報源を比較し、相場感を把握しておくことで、買い叩かれるリスクを回避できます。
(5)複数業者に査定を依頼する
高く売るための最大のコツは、必ず複数の業者で相見積もりを取ることです。
同じ品物でも、業者によって得意分野が異なるため、査定額が大きく変わることがあります。
例、同じ骨董品の査定額
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A社 → 3万円
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B社 → 12万円
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C社 → 7万円
このように、業者によって数倍の差がつくこともあるため、最低でも2〜3社に査定依頼をするのがおすすめです。
(6)海外需要も視野に入れる
近年は海外での日本骨董品ブームが続いており、国内より高く売れるケースもあります。
特に人気が高いのは以下のジャンルです。
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江戸〜明治時代の陶磁器
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浮世絵や掛け軸
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蒔絵や螺鈿細工の工芸品
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アンティーク着物や帯
海外販売ルートを持つ業者を選ぶと、相場より高額で売却できる可能性が高まります。
骨董品を高く売るためには、
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付属品を揃える
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写真を撮影しておく
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掃除や修復はしない
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市場相場を調べておく
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複数業者で査定を比較する
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海外需要を意識する
この6つを押さえることで、査定額を大きくアップさせることができます。
蔵に眠る骨董品を価値ある形で手放す方法

蔵整理をしていると、古い茶器や掛け軸、壺、アンティーク家具など、さまざまな骨董品が出てきます。
一見すると「古いだけの品」に見えても、実は数十万円以上の価値を持つお宝が眠っている可能性があります。
しかし、正しい知識を持たずに自己判断で処分してしまうと、大切な価値を失ってしまうことも。
ここまで解説したポイントを押さえて、賢く・安全に骨董品を手放すことが大切です。
(1)まずは捨てずに専門家に相談する
蔵から出てきた骨董品は、見た目が古くても価値がある場合があります。
特に、九谷焼や有田焼などの陶磁器、掛け軸、日本画、刀剣などは市場価値が高いことが多いです。
「価値が分からないから捨てる」という判断は避け、まずは専門家の査定を受けましょう。
(2)高額査定のカギは“準備”にある
高く売るためには、事前準備が非常に重要です。
具体的には、以下の4つを意識するだけで査定額が大きく変わります。
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共箱や鑑定書などの付属品を揃える
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銘・箱書き・全体写真などを丁寧に撮影する
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無理に掃除・修復せず、現状のまま査定に出す
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骨董品の市場相場をあらかじめ調べておく
この準備をするだけで、査定額が数万円〜数十万円上がる可能性があります。
(3)安心できる業者を選ぶことが最重要
骨董品の査定額は、業者によって大きく異なります。
悪徳業者に引っかからないためにも、以下を必ずチェックしましょう。
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古物商許可番号を持っているか
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査定の根拠を丁寧に説明してくれるか
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無理に即決を迫らないか
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実績・口コミ・評判が良いか
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複数業者で相見積もりを取って比較する
信頼できる業者を見つけることで、納得できる取引ができるようになります。
(4)海外需要も視野に入れるとさらに高値が期待できる
近年は、海外市場での日本骨董品人気が高まっています。
特に、江戸〜明治時代の陶磁器や浮世絵、蒔絵工芸品、アンティーク着物などは、海外のコレクターから高額で取引されるケースもあります。
海外販売ルートを持つ業者を選ぶと、国内よりも高値で売却できる可能性が高まります。
(5)蔵整理は“お宝発見”のチャンス
蔵を整理すると、「価値がない」と思っていたものが意外な高額査定につながることがあります。
例えば、汚れた茶器や箱がない掛け軸でも、希少性が高ければ高値がつくこともあります。
まずは落ち着いて現状を確認し、焦らず、丁寧に査定へ進めることが大切です。
蔵に眠る骨董品を価値ある形で手放すためのポイントは以下のとおりです。
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自己判断せず、まずは専門家に査定を依頼する
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付属品を揃えて、写真撮影や相場調査を行う
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無理に掃除・修復はせず、現状のまま査定する
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複数の業者で見積もりを比較する
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信頼できる業者を選び、海外需要も意識する
こうした手順を踏むことで、蔵整理を単なる片付け作業ではなく、価値ある資産発見のチャンスに変えることができます。
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引用元:【戎ノ蔵】公式サイト
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